まっとうな1日。
こんばんは、暑いのは嫌いだけど夏は嫌いではないミカミです。
太陽の容赦ない照らし具合とセミのぎらついた鳴き声からしていよいよ夏真っ盛りです。
今日の研修は、
・カボチャのつるの片づけ。
(カボチャの収穫は6月下旬に済み)
もう、冬野菜の準備が始まっています。
・モロヘイヤ、ミニトマト、ピーマン、シシトウを収穫。
ミニトマトって綺麗です。
・長ナス、丸ナスを収穫。
長ナスの採り時は、このセンター分けの分け目がくっきりしたら。
まだ大きくなる長ナスはこの分け目がくっきりしていません。
・長ナス、丸ナスにボカシ肥料を追肥。
・田んぼの水位の調整。
師匠は無農薬、無肥料でお米を生産。
除草はジャンボタニシに任せています。
師匠の仮説によると、ジャンボタニシの出す粘液が田んぼ表面のトロトロ層の形成に携わり、そのトロトロ層が雑草を抑えている。
というもの。
仮説が正しいかどうかは科学的実験をしていないのでわかりませんが(どこか研究してくれないでしょうか)、実際、草は生えていません。
注意点としては、深水にしすぎるとジャンボタニシが稲を食害するそうです。
・先日種まきした大豆のうねの草削り。
うね立ては6月中に済ませてあります。
なぜかというと、7月は梅雨まっただ中で圃場が常にぬかるんでいてうね立てできない可能性も大いにあり、種まきの適期を逃しかねないから。
・サトイモのうね草取り+土寄せ。
でした。
作業終了後、師匠とビールを1缶ずつあけて乾杯。
とりとめもなく、世界史の妙などについて話しました。
師匠は
『インカ帝国はそれでい~んか?』
などと快調にギャグを飛ばし、ニコニコしていました。
僕はもともとお酒が弱いうえに、暑い中1日作業した後に呑んだので酔いがすごい勢いで回り、愉快な気分になりエヘラエヘラしていました。
どう転んでも歴史の1ページには載りそうもないささやかな、でもまっとうな1日でした。
失われるかもしれない美しい場所で、田植え。
こんばんは、国民主権は国民の主権者意識がなければ機能しないばかりか、ひたひたと形骸化していく、という危機感を持っている一庶民のミカミです。
書くのが遅れましたが、6月の中旬に石木ダム建設予定地で行われたオーナー田の田植えに行ってきました。
僕が石木ダム問題を知るきっかけについては
を参照ください。
その後、自分なりにこの問題について調べ、考えました。
事業主体である長崎県と佐世保市の言い分、反対派の反論と反対活動、地権者の思い、新聞記事など。
そして、
『必要性のないダム建設のために地元住民の方々の土地を強制収用し、ふるさとを奪うという理不尽な悪行には断固反対である。』
という結論に至りました。
石木ダムの不必要性については、日本弁護士連合会が2013年に取りまとめ、長崎県知事に提出した
『石木ダム事業の中止を求める意見書』
日本弁護士連合会│Japan Federation of Bar Associations:石木ダム事業の中止を求める意見書
が、客観的立場から、具体的事実を基に、合理的な反論をしています。
言い方を変えれば、長崎県と佐世保市が石木ダムを建設するために恣意的につくり出した建設理由のずさんさを明確に指摘しています。
また、アウトドアメーカーのパタゴニアも石木ダム建設反対を表明しています。
(この記事を読まれたのも何かの縁なので、良ければご自身でいろいろと調べて考えてみて下さい。)
反対の意志を固めたはいいけれど、自分に何ができるのか、とやるせない気持ちを抱いていた時に、地権者の田んぼ(長崎県が強制収用した土地)のオーナー募集を知り、申し込みました。
長くなりましたが、そんな訳で6月中旬に石木ダム建設予定地で田植えをしてきたのです。
当日は青空の下、地元住民の方々と支援者の方々30名ほどが集まり、田んぼ2枚にせっせと苗を手で植えていきました。
「そこ曲がってるぞー。」
「もっとピンと張れー。(目印のついたヒモを)」
など、みんなでわいわいと終始牧歌的な雰囲気での作業でした。
そこは住民の方々が筆舌に尽くしがたい想いを胸に50年近くも反対運動をし続け、守ってきたふるさとです。
そこは小さな川の流れる山あいの美しい場所です。
僕は日本に住む一庶民として、石木ダム建設に反対します。
泰然自若とはいかなくとも。
こんばんは、忙しくたっててやんでえミカミです。
今日は台風の影響で妙な天気。
午前中は雨がざあざあ降り、午後はピカッと晴れたりやっぱり曇ったり、ちょいと雨が降ったり。
そんな中でも研修は続く。
まずはニンジンやミニトマトの出荷調整。(洗って袋詰め)
それから田植えが終わった田んぼの最終捕植。
苗を手に持って田んぼを横断し、欠株や1株しか植わっていない箇所を見つけたら手で苗を植えます。
合羽を着て田んぼの中をじゃぶじゃぶと進む。
かかとをやや浮かせ、つま先立ち気味にした方が足が抜けやすく歩きやすいことを発見。
午後は捕植の残りを済ませ、
トマトの脇芽欠きと誘引。
そして収穫がほとんど終わったので、トウモロコシのまわりに鳥よけで張っていた釣り糸を片付け。
トウモロコシは7月頭までに採ってしまえば虫の害はそんなにありません。
その後キュウリとスイカを収穫。
キュウリ最盛期は朝夕と1日2回収穫する必要があります。
葉とツルが生い茂っており、収穫適期のキュウリを見落とすとすぐに巨大化し、こん棒サイズとなってしまうので注意。
最後にナスとピーマンの誘引をして今日の研修はお疲れ様。
オクラの花がキレイです。
引越し&就農準備の方はというと、
・空き家賃貸契約→改修工事のスケジュールが決まってから。
(でないと入居日が決められない)
・空き家改修→諸事情により工務店に再見積もりをしてもらうことに。
(急きょまた長崎へ行く)
・給湯器→ガス屋さんと何度かやりとりし、話がまとまる。
(施工開始は賃貸契約を結んでから)
・農地を借りる手続き→必要書類に記入し、返送済み。
・軽トラック→やっとこれだという中古車を見つけ購入。7/20前後に納車予定。
(車検証を送ってもらって保険の手続きをする)
・農機具(トラクター・管理機)→新たに農協、クボタ、イセキの支店に電話。
探してもらっている。
・土壌分析→結果が出る。pHが低く塩基類が少ないことが判明。
(このデータを参考に施肥設計をする)
・作付け計画→骨格は作成済み。細かい部分はスケジュールに応じて臨機応変に対応。
・野菜の販売先→いくつか目ぼしいところはピックアップ済み。
引っ越し後に話を詰める。
・資材→堆肥、鶏糞、ボカシはどれを使用するか決定済み。
その他小農具は引っ越し後にネットやホームセンターで入手。
ざっとこんな感じです。
予想はしていましたが、四方八方にやることが転がっています。
そしてこれも予想はしていましたが、それぞれなかなか上手くいくものではありません。
こんな時『泰然自若』でいられればいいのですが、そんな境地には達していません。
でも、上手くいかないとき、悩み、うめきながら、這いつくばってでも少しずつじりじりと前へ進む。
そんなメンタリティなら芽生えている気がします。
『悪い方を想定し、次善の策を準備しておく。』というのが経営者としての合理的な心得ですが、それだけでなく、悪路でも推進力を生みだす強い意志も重要な要素だと思います。
あとは、なんやかんやに捉われず毎日を楽しむこと。
これはエヘエへ丸が気付かせてくれることです。