新規就農どろんこ日記

巡り巡って西の彼方、長崎県西海市で新規就農した有機農家『つむぎ園』の日々のブログ(ときどき27歳のころ世界中を旅した話も)

春のまったりといそいそ。

こんばんは、まったりといそいそのパラレル融合体ミカミです。

 

春ですね~。

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休日はまったりお花見。

 

野良仕事の日は切り替えていそいそと作業。

 

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 サニーレタスの植え付け。

 

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ニラとネギの種まき。

 

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ジャガイモも元気に芽を出しすくすく育っています。

 

2月下旬に植えつけたのですが、北海道生まれのキタアカリが寒い中でもスタートが早く既にだいぶ大きくなりました。

 

長崎生まれのデジマもスロースターターですが着実に萌芽。

じゃがバターにするのが楽しみじゃが。 

 

 

別の休みの日には、

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家の裏に自生しているフキを採って、

 

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 ⇓

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佃煮にしておいしく頂きました。

春の味です。

 

来年は販売用にフキも栽培しようかと思っています。

 

そーしてサツマイモ植え付けの準備もしています。

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生い茂った緑肥をハンマーナイフモアで刈り取り。

 

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モヒカン状態で休憩。

 

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終了。

すっきりしました。

 

これからサツマイモの植え付けまでに、

苦土入りカキ殻石灰をまいて

トラクターですき込んで

管理機で畝たてをして

マルチを張ります。

 

初夏の様な日差しの下、夏野菜の植え付け準備も進めています。

 

おや?

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あらどうも、春ですね。

お互い蛇には気をつけましょうぞ。

  

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安売り合戦を尻目にサツマイモを温床に伏せ込む。

こんばんは、気温が上がって出荷量が一気に増えたからか店頭で連日安売り合戦が繰り広げられそのあおりを受けている零細農園主ミカミです。

ひえ~。

 

とりあえずの対応策として例えば菜花1袋150gで150円にしていたのを120gで120円と、重さあたりの価格は下げずに1袋の単価を下げています。

 

ブロッコリーなどにはこの策は使えないので、「これよりは下げられない。」という値段を設定。

安くして売れればいい、ってものでもありません。

 

中期的な対応策は、

『厳冬期前にしっかり肥大させ、安売りが始まる春先までにそれなりの値段で売り切る。』

こと。

昨年は引っ越しのスケジュール上、苗づくりがやや遅れました。

 

さらに長期的には、

『生産力を向上させ、適正価格で購入してくれる売り先を開拓する。』

こと。

 

あまり焦らずに当初の予定通りコツコツ生産力を鍛えます。

 

 

今収穫をしているのは、キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草、菜花、春菊。

 

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そして来月4月は恐怖の端境期。

冬野菜が終わり、春野菜ができるまで品薄になる期間。

今年は開墾優先で4月に出荷する野菜が寂しくなりますが、来年は端境期対策も講じます。

 

さてさて畑では

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玉ねぎがツンツンと元気に生育。

 

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ソラマメは花を咲かせ、

 

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ニンニクも大きくなってきました。

 

そしていよいよサツマイモを冬の間につくっておいた温床に伏せ込みました。

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米ぬかとモミ殻(1:3位)を混ぜ、水分を加えてしばらく待つと発酵が始まり温度がグングン上昇。

温床内が30℃に保たれるよう上にも透明ビニールをかぶせサツマイモの発芽を促します。

 

 

冬の間のDIYといえば、我が家のデザイン部長おハナさんは何と、

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砂壁をはがして白と紺に塗り、

本棚までつくりお部屋をリノベーション。

(家主さんの許可は得てあります)

 

DIYを重ねるうちにねじり鉢巻きをきりりと締めて、

「ぼさっとしてねーで釘持ってこい!!」

とか言い出すかもしれません。

 

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就農時に買った農機具。

こんばんは、腸内フローラ環境整備中ミカミです。

 

今日は就農時に買ったいろいろな農機具を紹介します。

 

・軽トラ(中古)

 ホンダ、アクティ。

 四駆、13年落ち、走行距離9万キロ。

 暖房はしばらく待てば効いてくるけど冷房は全然効かない。

 29万円。

 

・トラクター(中古)

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 クボタ。

 30年以上前の型。

 22馬力。

 使用時間は約1200時間。

 農機具屋さんに探してもらい、エンジンなどの状態も見てもらった。

 20万円。

 バッテリーを新しくしてもらい、プラス3万円。

 3年以上乗れればいい買い物だと思う。

 

・管理機(中古)

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 クボタ。

 ほぼ新品。

 6.3馬力。

 18万円。

 うね立て用に購入。

 高うねにすることもあるので馬力はある程度必要だと思いこれに。

 

・ハンマーナイフモア(新品)

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 オーレック。

 6.3馬力。

 カバーの中でハンマー形状のナイフが高速で回転しており、草を“粉砕”する機械。

 緑肥を刈る際に重宝。(背の高い草も刈れる)

 農機具屋さんによると、これは中古がめったに出回らない。

 27万円。

 

・チェーンソー(新品)

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 マキタ。

 耕作放棄されたミカン畑の木を伐採するため購入。

 3万円。

 

・刈払い機(新品)

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 ホームセンターで購入。

 夏場はこれがないと仕事にならない。

 2.3万円。

 

とこんなところです。

農機具代を合計すると約100万円。

(あとは小農具や資材にも結構かかりました)

 

これでも新規就農者の中では初期設備投資をかな~り抑えた方だと思います。

 

購入に際して気をつけたことは、

 

①安さを重視しすぎて品質の悪いものを選ばない。

 例えば20万キロ近く走っている軽トラであれば数万円で購入できたが、それではすぐ故障したり買い替えたりしなくてはならず、かえって高くつく。

いうなれば、値段の安さだけでなくコストパフォーマンスも判断材料にする。

 

②毎年の必要経費としてとらえる。

 新品のトラクターを200万円で買って20年使うと1年あたり10万円。

 僕の買った中古トラクター20万円を2年使えば同じく1年あたり10万円。

 (こう考えると、3年使えれば掘り出し物をゲットしたことになります)

 

③重要なポイントに関わる農機具であれば出費を惜しまない。

 ハンマーナイフモアは価格の割に使用頻度が低い農機具ですが、緑肥や植物発酵堆肥づくり、つまりは土づくりという僕が最重要視する部分に必要なため購入しました。

 良い土になれば品質、収量、作業性の向上など補って余りあるリターンが返ってきます。

 

ついでにおまけをひとつ。

 

最近心構えの面で気をつけていることは、

“農業の先行きに囚われすぎて日々目の前のことを見失わない”

こと。

 

いつまでにあれとこれをして、そのためには明日それをして明後日どれをして。

そんなことばかりで頭の中を占められてしまっては、農業をしているのかさせられているのか分からなくなってしまいます。

 

収入に関わるので、しなければならないことは確かにあります。

その一方で毎日の暮らしの中にだって、ささやかでも大切にしたいことがあります。

 

そんな風に考えだしてから、ときどきトイレ掃除をしています。

トイレの神様』(by植村花菜さん)を歌いながら。

 

トイレには~

それは~それは

綺麗な

女神様が

おる~んやで~

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