新規就農どろんこ日記

巡り巡って西の彼方、長崎県西海市で新規就農した有機農家『つむぎ園』の日々のブログ(ときどき27歳のころ世界中を旅した話も)

サトイモの逆さ植え。

こんばんは、湧き出る探求心を燃料にひた走る鈍行ロマンスカーミカミです。

 

スナップエンドウが採れ始めました。

そのままポリッとかじると瑞々しくほんのり甘くおいしいです。

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サトイモの植え付けもいたしました。

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苗屋さんのおススメ赤芽をチョイス。

芽を上に向けて種イモを埋め、地上に芽が出てきたら収穫まで何度か土寄せをします。

 

サトイモは生育が進むと植えつけた種イモの上部に親イモができ、

その周りに子イモが付き、

子イモの斜め上にさらに孫イモが付きます。

 

土寄せをしないと孫イモは土の上に露出してしまい、陽に当たって緑化したり形が悪くなったり品質が落ちてしまいます。 

というわけで芽が出てからと割と大きくなってきたら株もとによっこいせと土を盛ります。

 

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そして今回この土寄せ作業の不要な『逆さ植え』も試してみます。(左側のうね)

芽を下向きに植えることにより、親イモが普通植えよりも下にでき、子イモ孫イモも土の上にでることなくつくという触れ込みです。

 

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絵で見るとよく分かります。

 

ただ種イモを逆さまに植えるだけなのですが、

 

・土寄せいらずで省力栽培

・根が普通植えより地中深くにあるため乾燥の影響を受けにくく高品質のイモに

・土中スペースもたくさんあるので高収量に

 

というエクセレントな効果が期待されます。

 

思い出せば研修中、師匠がこんなことを言っていました。

「掘り忘れた種イモから発芽して育ったサトイモは土寄せしていないのに大きなイモがブリブリついていた。」

 

種イモは越冬させる際に保温のため穴を掘って地中に埋めていました。

保存のため穴に入れるので芽の向きは当然気にしません。

となると芽がしっかり上を向いていた可能性は低く、意図せずして逆さ植えに近い状態になっていたのではないでしょうか。

 

というのが僕の推測です。

 

あくまで推測でしかないので、両方の方法を試して結果を比較しようではありませんか。

ということになりました。

 

何ごともやってみなければわかりません。

 

 

言いそびれましたがジャガイモの超浅植えにも挑戦しています。

こちらも省力化と増収が見込める技術。

 

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これは普通植え。

 

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 こっちが超浅植え。

 

詳細は追ってご報告します。

 

新規就農1年目。

今のうちにいろいろな方法を試しその中から反応が良かったものや自分に合ったものを取捨選択して技術体系を確立していこうと思っています。

 

と、格好つけてますが、

 

失敗は怖いしなるべくしたくないけれど、それを覚悟しないとこりゃあ前に進めなさそうだなどれ仕方がない行きますか。

内心そんな気持ちであります。

 

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春のまったりといそいそ。

こんばんは、まったりといそいそのパラレル融合体ミカミです。

 

春ですね~。

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休日はまったりお花見。

 

野良仕事の日は切り替えていそいそと作業。

 

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 サニーレタスの植え付け。

 

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ニラとネギの種まき。

 

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ジャガイモも元気に芽を出しすくすく育っています。

 

2月下旬に植えつけたのですが、北海道生まれのキタアカリが寒い中でもスタートが早く既にだいぶ大きくなりました。

 

長崎生まれのデジマもスロースターターですが着実に萌芽。

じゃがバターにするのが楽しみじゃが。 

 

 

別の休みの日には、

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家の裏に自生しているフキを採って、

 

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 ⇓

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佃煮にしておいしく頂きました。

春の味です。

 

来年は販売用にフキも栽培しようかと思っています。

 

そーしてサツマイモ植え付けの準備もしています。

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生い茂った緑肥をハンマーナイフモアで刈り取り。

 

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モヒカン状態で休憩。

 

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終了。

すっきりしました。

 

これからサツマイモの植え付けまでに、

苦土入りカキ殻石灰をまいて

トラクターですき込んで

管理機で畝たてをして

マルチを張ります。

 

初夏の様な日差しの下、夏野菜の植え付け準備も進めています。

 

おや?

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あらどうも、春ですね。

お互い蛇には気をつけましょうぞ。

  

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安売り合戦を尻目にサツマイモを温床に伏せ込む。

こんばんは、気温が上がって出荷量が一気に増えたからか店頭で連日安売り合戦が繰り広げられそのあおりを受けている零細農園主ミカミです。

ひえ~。

 

とりあえずの対応策として例えば菜花1袋150gで150円にしていたのを120gで120円と、重さあたりの価格は下げずに1袋の単価を下げています。

 

ブロッコリーなどにはこの策は使えないので、「これよりは下げられない。」という値段を設定。

安くして売れればいい、ってものでもありません。

 

中期的な対応策は、

『厳冬期前にしっかり肥大させ、安売りが始まる春先までにそれなりの値段で売り切る。』

こと。

昨年は引っ越しのスケジュール上、苗づくりがやや遅れました。

 

さらに長期的には、

『生産力を向上させ、適正価格で購入してくれる売り先を開拓する。』

こと。

 

あまり焦らずに当初の予定通りコツコツ生産力を鍛えます。

 

 

今収穫をしているのは、キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草、菜花、春菊。

 

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そして来月4月は恐怖の端境期。

冬野菜が終わり、春野菜ができるまで品薄になる期間。

今年は開墾優先で4月に出荷する野菜が寂しくなりますが、来年は端境期対策も講じます。

 

さてさて畑では

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玉ねぎがツンツンと元気に生育。

 

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ソラマメは花を咲かせ、

 

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ニンニクも大きくなってきました。

 

そしていよいよサツマイモを冬の間につくっておいた温床に伏せ込みました。

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米ぬかとモミ殻(1:3位)を混ぜ、水分を加えてしばらく待つと発酵が始まり温度がグングン上昇。

温床内が30℃に保たれるよう上にも透明ビニールをかぶせサツマイモの発芽を促します。

 

 

冬の間のDIYといえば、我が家のデザイン部長おハナさんは何と、

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砂壁をはがして白と紺に塗り、

本棚までつくりお部屋をリノベーション。

(家主さんの許可は得てあります)

 

DIYを重ねるうちにねじり鉢巻きをきりりと締めて、

「ぼさっとしてねーで釘持ってこい!!」

とか言い出すかもしれません。

 

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