新規就農どろんこ日記

巡り巡って西の彼方、長崎県西海市で新規就農した有機農家『つむぎ園』の日々のブログ(ときどき27歳のころ世界中を旅した話も)

新規就農、セイタカアワダチソウの洗礼。

こんにちは、思い立ったが吉日ミカミです。 施工業者さんの都合で、引越し先の長崎の家の改修工事は8月下旬にならないとできないことが7月中旬に判明。 僕は冬作の作付けをする気満々だったので、9月には畑を種まきできる状態にしておきたいところ。 う~…

1年間の研修が修了。

こんばんは、知恩・知足・適当をモットーにしているミカミです。 7月いっぱいで、1年間に渡った農業研修がついにフィナーレを迎えました。 どこの馬の骨かもわからない僕を研修生として受け入れてくれた師匠とそのご家族に、この場を借りて改めて深くお礼…

砂漠。

ワルヴィス・ベイからスワコップムントに移動。 乗り合いタクシーで小1時間程度。 幸運にも手頃なユースホステルの部屋がすぐ見つかった。 ユースホステルの外壁にはガンジーの絵と言葉が描かれていた。 ガンジーってこんなに顔怖かったっけ? 町から1時間…

ナミビアのワルヴィス・ベイにはフラミンゴがわんさか。

ボツワナのマウンからカンツィへ移動。 カンツィはこじんまりした町。 小ぶりな図書館があった。 蔵書数は多くなかったけれど、館内には思い思いに本を手に取る人達がいて、元図書館員の僕としては心温まる光景だった。 図書館を出るとちょうど夕陽が落ちる…

まっとうな1日。

こんばんは、暑いのは嫌いだけど夏は嫌いではないミカミです。 太陽の容赦ない照らし具合とセミのぎらついた鳴き声からしていよいよ夏真っ盛りです。 今日の研修は、 ・カボチャのつるの片づけ。 (カボチャの収穫は6月下旬に済み) もう、冬野菜の準備が始ま…

失われるかもしれない美しい場所で、田植え。

こんばんは、国民主権は国民の主権者意識がなければ機能しないばかりか、ひたひたと形骸化していく、という危機感を持っている一庶民のミカミです。 書くのが遅れましたが、6月の中旬に石木ダム建設予定地で行われたオーナー田の田植えに行ってきました。 …

泰然自若とはいかなくとも。

こんばんは、忙しくたっててやんでえミカミです。 今日は台風の影響で妙な天気。 午前中は雨がざあざあ降り、午後はピカッと晴れたりやっぱり曇ったり、ちょいと雨が降ったり。 そんな中でも研修は続く。 まずはニンジンやミニトマトの出荷調整。(洗って袋詰…

研修ノート。

こんばんは、大雑把でいながらまめ、マメのような頭をしているミカミです。 昨日今日とやっと地中までしっかりしみ込むまとまった雨が降りました。 野菜たちには待望の雨です。 この雨が降りだす前は日照り続きだったので師匠と水やりをしました。 トウモロ…

ボツワナで命拾い。

リビングストン(ザンビア)からボツワナへ行くため、乗り合いタクシーで国境へ。 船で国境の川を渡りボツワナに入国。 するとボツワナ側の国境にワゴンが2台停まってる。 そのうちの1台は近くの町行き。 もう1台は500kmくらい離れた街、フランシスタウン行…

ヴィクトリアの滝とゾウ。

ザンビアの首都ルサカからヴィクトリアの滝の最寄の街リビングストンへ。 リビングストンでバスを降り少し歩くと、8人の女性たちが井戸端会議をしていたので宿の場所でも聞こうかと近づいて行ったら、先に向こうから話しかけられ質問攻めにあった。 「国籍…

遠くまで。

ここに定住するぞと肚を決めたミカミ君とおハナさんは、具体的に決めなければならないコトを前へ進めに長崎県西海市に行ってきました。 (高速道路代もバカにならないので下道で) 到着後おハナさんお手製弁当で腹ごしらえをしたらさあコトを進めましょう。 ま…

かぼちゃの人工授粉と雄しべの末路。

こんばんは、お酒は弱いがたまには酔っぱらいたい時だってあるのさミカミです。 夏の作業後に呑む冷えたビールは格別においしく感じます。 畑では干天の下、かぼちゃの人工授粉をしました。 師曰く、昔はミツバチがたくさんいて人工授粉などしなくても彼らが…

ガラケー男子だろうと。

こんばんは、『ガラケー男子はモテる説』を否定する有力な生き証人ミカミです。 畑では夏野菜たちがさんさんと陽を浴びて育っています。 トマトが大きくなってきました。 それほど多く元肥を入れたわけではありませんが、トマトは吸肥力が強いのでややチッソ…

さつまいもの植え付けとドローン!?

こんばんは、焼き芋とかんころ餅大好きミカミです。 かんころ餅とは天日干ししたサツマイモを混ぜ込んだお餅で長崎の名物。 冬にストーブでこんが~り炙って食べるとこれ絶品。 今年の冬は長崎で迎えるのでかんころ餅がたくさん食べられそうです。 研修はカ…

首都ルサカの盲目の物乞い。

カピリ・ムポシからザンビアの首都ルサカへ。 ルサカの街は官公庁や銀行など大型の建物があり、道路、住宅も整備されている。 こういう街は宿を探すのに苦労する。 やっと見つけた宿は値段が高め。 でもまあ仕方がない。 散策に出てもルサカの区画整理された…

カピリ・ムポシへようこそ。

ムプルングからカサマ、カサマからカピリ・ムポシへ移動。 カサマからは電車があったのでそれに乗る。 (カサマに泊まろうと思っていたけど、良い宿がなかったし、駅に行ってみたらちょうど夜に電車があったので勢いでそれに乗ることにした。) 僕はバス移動よ…

試合時間は春夏秋冬。

こんばんは、野菜と牛にゴールデンウィークは該当せず、従いましていつもと変わらずノーマルなウィークを過ごしているミカミです。 夏野菜が続々と定植されています。 トマト キュウリ とうもろこし ピーマン (早くも1番花が咲いています) 写真はありません…

いったん書き出してみる。

こんばんは、楽観と悲観の狭間を彷徨いながら達観と開き直りの折衷案を審議中のミカミです。 新規就農を数か月後に控え、研修と牧場アルバイトをしながら、空いた時間で僕が調べなければならないことやしなければならないことは樹海のようにこんもりあります…

おナスを定植、論より証拠。

こんばんは、花より団子、つぶ餡よりこし餡ミカミです。 おナスを定植しました。 以下がポイントです。 ・ナスの定植は苗がやや若めの時期が良し。 定植後の生育に勢いが出る。 対照的にトマトは若植えしてはダメ。(伸びるばかりで実がならない) ・深植えし…

もったい。

今年は酉年、羽ばたきますミカミです。 でも鶏って飛べないのでやっぱり地道に歩いて行くしかない気がします。 師匠は平飼い養鶏もしていて、少ないときで日に100個くらい、多いときは日に180個近く有精卵がとれます。 収穫した野菜の調整作業で出た野菜くず…

男女の関係は冷めてから!?

こんばんは、雨が多かったせいかナメクジが何匹も台所やお風呂場に出現し、おハナさんに塩をかけられ粛々と粛清されていた家の世帯主ミカミです。 今から梅雨が怖いです。 雨あがりの畑ではカボチャを定植しました。 周りに生えているのは雑草ではなくて緑肥…

サトイモの煮っ転がし。

こんばんは、落し蓋もなんのその、師匠から頂いたサトイモでサトイモの煮っ転がしをつくって食べたミカミです。(雨で研修がお休みだったので) あとはご飯と焼いたサバとからし菜のお漬物と野菜たっぷりお味噌汁の夕ご飯でした。 ごちそうさまです。 別にそう…

丑年うっしっし。

こんばんは、昭和60年生まれ丑年ミカミです。 何の因果か週3日牧場で牛まみれになりながらアルバイトをしています。 仕事終わりには冷えた瓶の牛乳を一杯グイッと。 最高です。暖かくなってきて雑草も伸びだしたので、時間を見て牧場内の草刈り、草むしりも…

ありがたい。

こんばんは、破竹の勢いで新品靴下を穴あき靴下に変身させているミカミです。 3か月もちません。 長靴で作業しているせいでしょうか。 そんなこともあり、このごろ地下足袋が欲しくなってきました。 近隣のホームセンターなどの店頭ではサイズが28cmまでし…

ザンビアの港町ムプルング。

ザンビアに入国後、旅の無事を祈りあって船内で同室だったカールとはお別れ。 なんとなく雰囲気でお互い気ままなひとり旅タイプの旅人であることがわかっていた。 僕はいつものように行き当たりばったりで見つけたゲストハウスにチェックイン。 その夜。 暗…

タンガニーカ湖を船で縦断してザンビアへ。

フェリーのチケットは何と100ドルもした。(外国人価格) でも文字通り乗り掛かった船なので乗ることにした。 船内の部屋。 ベッドは見てのとおり狭い。 同室になったイギリス人シェフのカールはアフリカの北端チュニジアから22ヶ月かけて旅をしている筋金入り…

机上と畑。

こんばんは、夜はもっぱら農業の勉強をしているミカミです。 夕飯を食べ、新聞を読み、エヘエへ丸の散歩が終わったら机に向かいます。 最近読了したこの本には次のように書いてありました。 『図解でよくわかる土壌微生物のきほん』横山和成 監修 植物の細胞…

肚を決める。

(前日からの続き) この日も朝からMさんがいろいろ案内してくれることに。 僕たちもここ(長崎県西海市西彼地区)を重点的に当たろうと決めていたので、2日目も付き合って下さるのはとてもありがたい。 まずは社会福祉法人の理事長の女性に会わせて頂いた。 施…

農地ナビより現地の方のナビ。

まだまだめげていないミカミ君はおハナさんとまたまた長崎県西海市へ農地を探しに行きました。 まずは農地ナビというホームページで事前に調べておいた良さそうな農地(前回紹介してもらった空き家に近く、ある程度まとまった面積の耕作放棄地)を現場確認。 (…

先祖になる。

2011年3月11日、岩手県陸前高田に住む木こりの男性、佐藤直志さんはマグニチュード9.0の巨大地震と大津波によって自宅を壊され、消防団員だった息子さんまで失いました。 そんな惨状のさなか、直志さんはある決断を下します。 『家を建て直そう』 材木は山か…