ナイル川の始まりもウガンダ。
首都カンパラから乗り合いバスに乗り、ビクトリア湖のほとりの小さな町ジンジャへ移動。
乗り合いバスは15人くらい乗れるバンタイプのオンボロカー。
首都カンパラのバスターミナルには、ウガンダ各地の行き先を段ボールにでかでかと書き、それをフロントガラスに掲示した乗り合いバスがぎっしり。
乗客に加え呼び込みや物売り、食べ物売りで常にごった返している。
発車時刻は乗客が一定数以上集まったら。
幸いジンジャ行きの乗り合いバスは人の集まりがよく、乗り込んで30分ほどで出発。
約2時間でジンジャに到着。
ジンジャではYMCAに泊まった。
部屋はこんな感じ。
広げてあるのはマイ蚊帳。
写真右上の結んである備え付けの蚊帳は広げてみたら穴だらけ。
マイ蚊帳持ってて正解だった。
道はこんな感じ。
そこをてくてく歩く。
すると前方からヤギが2頭てくてく。
放し飼い?
さらに先に進もうとしたら関所のような場所があり、ここを通るには通行料がいると言われる。
道を歩くだけなのに通行料を払うのは納得できないので引き返す。
さらにノープランで歩き続けると掘っ立て小屋が数軒建つ船着き場のような場所へ出た。
ビクトリア湖内の島へ物資と人を運搬しているのかな。
宿では2晩連続で停電。
30分しても1時間しても復旧の気配なし。
泊まり客は僕だけ。人気のない大きな建物内の真っ暗な部屋にひとり。
心細い。
階段を下りてレセプションの青年に
「どのくらいで復旧するかな?」
と聞いてみると、
「わからないな。町の発電所次第だね。」
とのこと。
しかたなく真っ暗な部屋に戻りボーっとしていると突然、
「ガチャガチャガチャ!!」
とドアノブが激しく回された。
もちろんびっくり仰天した。
その正体はレセプションの青年。
何とロウソクを持ってきてくれた。
ほのかな光だけど部屋は真っ暗ではなくなった。
何よりレセプションの青年の心遣いがうれしかった。
あの時はありがとう。
でも今度はまず「コンコン」というノックにしてほしいな。