新規就農どろんこ日記

巡り巡って西の彼方、長崎県西海市で新規就農した有機農家『つむぎ園』の日々のブログ(ときどき27歳のころ世界中を旅した話も)

あっさり。

こんばんは、かねてから人相が悪いことを気にしているミカミです。

日ごろは口角をあげるように心がけています。

 

ここにきてめっきり日が短くなり、朝晩は空気がシンと冷えてきました。

立冬も過ぎこれからいよいよ冬到来の気配です。

 

研修は極早生玉ねぎの定植をしました。

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ポイントは、

・深く植えすぎない。(葉の分かれ目部は土の上)

・根は土の中へ。(指でうまく押し込む) ←コレがやや難しい

・スピーディに。(上記2点は抑えた上で)

 

定植する本数が少なくないので、コツがつかめてきたら雑にならない程度にスピード感を持ってテンポよく植えることを意識しました。

 しっかり活着してくださ~い。

 

 

ホウレンソウがすくすくと育っています。

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除草し、追肥もしました。

 

 

赤だいこんも大きくなってきました。

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これは『紅くるり』という中まで赤いだいこんで、サラダにするとシャキシャキしておいしいそうです。

 

 

みかんも完熟し収穫適期を迎えています。

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これがスーパーや直売所で買うみかんより格段に濃厚で味がいい。

休憩の時に畑に座っておいしいみかんを食べる。

贅沢です。

 

 

9月に大量発生したサルハムシに葉をほとんど食べられた大根も何とあの状態から持ち直し大きく生長中。

 

師匠は、長年自然を相手にしてきた達観からか

「あそこの大根はもうダメだと思って諦めていたけれど、持ち直したね。」

とあっさり。

 

師匠はそれ以上言及しませんでしたが、あの回復は確かな地力があってこそだと僕はにらんでいます。

(その証拠に隣の畝にまいた春菊とホウレンソウの発芽がキレイにそろっている)

 

研修を始めて3か月が経過。

土つくりの重要性をひしひしと感じています。

 

そこで就農にあたって以下の3段階を計画。

①土つくり期間

 堆肥と緑肥による土壌改良を実施。

 作物の生産は自家用程度。

 (この期間は別の仕事により収入を得る)

②生産量拡大期間

 生産量、品目を拡大。

 自分たちに合った営農形態を試行錯誤する。

③本格営農期間

 

この考えを師匠に話したところ、

「それでいいんじゃないですか。」

とあっさり。

 

うーむ。

あっさりしているのは、

“歩めばそれが道となる”

つまり

“歩まんとわからんよ”

ということなのでしょうか。

 

『まあそやね。』

というあっさりした返事が聞こえる気がします。 

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