良い百姓とは。
こんばんは、しもやけ大魔王ミカミです。
はい、かゆいです。
まあ毎年の事なのでもう慣れています。
師匠は20年前から、生産現場のことを少しでも伝えようと、生産者と消費者が一緒になって学ぶ場をつくろうと、毎月1度集まりを開催してきました。
趣旨は
“農作業して、料理して、食べる。”
を一年を通して学び体験できる、ということ。
20年間で合計238回開催、参加人数は延べ6,600人。
それも今年で最後。
師匠もいろいろと思うところがあるように感じますが、大雑把に言うと、このあたりで一区切り、ということのようです。
先日近くの公民館を貸し切って20周年記念&フィナーレの会が開かれました。
第一部は
・記念動画上映
・師匠の話
・座談会(師匠、山下惣一さん、宇根豊さんの3名による)
・休憩(お茶と軽食をつまみながらみんなでワイワイ)
・研修生決意表明(僕)
・歴代研修生近況報告
・県議、市議挨拶
・関係者思い語る
というマジメな内容。
出席者人数はだいたい80名くらいか。
東京や大阪など遠方から駆け付けた方もいました。
これは記念動画の一部。
みんなで田植えをしているところです。
そしてこれは師匠の若かりし頃の貴重なショット。(使用許可は得てあります)
以前から
「若いころは『松田優作に似ている。』とよく言われたもんだ。」
という話を話半分に聞いていましたが、本当にちょっと似ているイケメンです。
第二部は師匠の直売所とその2階で懇談会。
というか飲み会。
熱気むんむん、みんなでわいわい。
この日絶好調の師匠は、今日来日したという日本語レベル初級のアメリカ人の方に向かって、
「一か八かの賭けに出るのなら、トランプ氏より花札氏の方が良かったのではないか。」
という難易度の高いギャグを繰り出し、
「スミマセン、ワカリマセン。」と困惑させていました。
会の終盤には
・出席者ひとりひとりの1分スピーチ。
(師匠は奥さんに長年の感謝を伝え、会場からは「ハグしろー!!」と温かいヤジが飛んでいました。)
・師匠の奥さんによる秘奥義”南京玉すだれ”(会場大盛り上がり)
・元研修生たちからの寄せ書き授与。
・師匠の持ち歌披露。
・三々五々お開き。
何というか、師匠の人徳と百姓の底力がしみ込んでくる1日でした。
師匠は最後にこう言いました。
「『良い百姓とは、”金”が集まる百姓ではなく、”人”が集まる百姓である。』と昔から言われている。私自身誇れるものがあるとすれば、素晴らしい人達と出会えたことだ。」