奥義!?天地返し。
こんばんは、勢いに乗ってプリンターを購入したミカミです。
就農計画の用紙や名刺など、印刷物はこれから増える一方なので遅かれ早かれプリンターは必要になります。
さあ、使いこなせるかな?
研修は冬野菜の収穫が続いています。
キャベツ
紫のカブ
カリフラワー
ブロッコリーは、中央の大きな花蕾を収穫後、しばらくすると脇芽が育ち始め、こんな風にそこそこの大きさになります。
もちろんこれも収穫して食べられます。
その他、大根、にんじん、さといも、ほうれん草、白菜、ネギ、などなど収穫は途切れません。
師匠がさりげなく行っている、播種時期を遅らせ、あるいはずらして冬の間中長く収穫を続ける技術は、簡単ではないと思います。
播種が早すぎれば虫にやられやすく、遅すぎれば大きくならない。
適期を逃さない判断が必要とされます。
そしてついに始まりました。
“天地返し”
地面を掘って表層部と地下部の土を入れ替えるためこの名が付きました。
何だか奥義のような格好いい名前ですが、作業としては黙々と地面を掘っていくだけの地味なもの。
天地返しの一番の効果は土の物理性の改善。
・掘ることで土が柔らかくなる。
例えばゴボウをつくる際、根を深くまで伸ばしやすい。
・排水性がよくなる。
空気の層が多くなり、水はけが良好に。
・微生物にとっても好環境に。
土の中の空気を好む微生物の活動が活発になり、作物にも良い影響を及ぼす。
こんな感じ。
掘る深さは剣先スコップの刃、3つ分。
(だいたい75cmくらいか)
畑に『ザクッザクッ』という音が響きます。
しかし、3堀り目の深さまで難なくスコップが入る。
これスゴイことです。
並の農地ではこうはいきません。
毎年少しづつ場所を変えて天地返しをし続け、コツコツと畑全体を深くまで耕してきた成果。
地面の上を見るだけではわからないお百姓さんの耕作への執念。
あながち”奥義”というのも大げさではないかもしれません。
この奥義の欠点はズバリ、
“腰にくる”
こと。
これには僕の伝家の宝刀で対応します。
す~っ
ふっ
どりゃー!!
…
“お風呂に入って寝る”
おやすみなさ~い。