先祖になる。
2011年3月11日、岩手県陸前高田に住む木こりの男性、佐藤直志さんはマグニチュード9.0の巨大地震と大津波によって自宅を壊され、消防団員だった息子さんまで失いました。
そんな惨状のさなか、直志さんはある決断を下します。
『家を建て直そう』
材木は山からとってくればいい。
田んぼを借りて田植えもしよう。
仮設住宅には入らない。
「先祖になる」は、そんな男気あふれる直志さんが数々の障壁を乗り越えて自宅再建へ挑む姿を追ったドキュメンタリー映画です。
ちょうど1年前の今日、某自治体の地域おこし協力隊員だった僕はこの映画の自主上映会・監督講演会に携わりました。
それに至るには不思議な縁があるのですがそれは割愛。
今度、2017年4月7日(金)・8日(土)に兵庫県立美術館で同映画を含む上映会があります。
監督から上記のチラシと共に、『関西方面にいる友人に薦めて頂ければ幸いです。』といった主旨のメールが先日僕にも届きました。
みょうなもので、メールが届いたまさにその日は、ちょうど京都在住の友人夫婦が僕の家に遊びに来てくれた日でした。
おまけにその2週間くらい前にプリンターを買っていたので、ここぞとばかりにチラシを印刷してその友人に渡し、薦めておきました。
(僕も行きたいけれど、さすがに福岡→神戸は遠い。)
この映画をひとりでも多くの人に観てほしいなあ、とただただ思っています。
最後に、この場を借りて2011年3月11日の東日本大震災により亡くなられた全ての方のご冥福を心よりお祈りいたします。