苗半作。
こんばんは、一時期二重まぶたに憧れていたこれぞ一重まぶたミカミです。
畑では苗の定植が本格化しています。
1番手は菜花。
これは冬採り用。
もうしばらくしたら春採り菜花の種も蒔きます。
同時期に播種しましたが、生育スピードは
菜花>ブロッコリー>キャベツ
の順番。
菜花はハクサイに似ています。
ブロッコリーとキャベツも第一弾を定植しました。
これはブロッコリー。
これがキャベツ。
さあさあグングン育ってください。
農業界には『苗半作』という言葉があります。
「いい苗をつくることができたら半分成功したようなもんだぜ。」
という意味です。
苗の良し悪しは定植後の生育に大きく影響しますし、つまりは収量や品質にも関わります。
育苗はとても重要な技術なのです。
今年の実践で学んだ特に気をつけた方が良いポイントを復習もかねて記します。
・過湿に注意。
徒長(苗がひょろっと伸びてしまう)の原因になる。病気にもなりやすい。
毎日水をやる、というよりポット内の水分状況を見て適宜かん水する。
キャベツは乾燥気味を好む。
・日照不足に注意。
これも徒長の原因に。
お天気は左右できないので、苗床を日当たりの良い場所につくる。
・高温に注意。
キャベツやブロッコリーの生育適温は15~20℃。(発芽適温はもう少し高い)
苗を地面にべた置きせず、角材などを渡した上に置き風通しを良くする。
・深植えに注意。
徒長すると苗がフラフラするので深植えしたくなるがグッと我慢。
深植えすると埋められた茎の部分から不定根が出てきて、根が深くまで張らない。
茎が埋められることで立枯れ病のリスクも上がる。
・もちろん床土の物理性、生物性、化学性も重要。
自家製の場合、保水性、排水性や養分バランスに細心の注意を払う。
(これはもう経験で精度を上げていくしかない)
こんなところでしょうか。
肝心の今年の冬作の苗の出来は、
”まあまあ”
です。
雨の日が多く、管理が難しい気候でしたが、定植時には何とか形になりました。
まだあと半分あるので気は抜けません。
この日の分のキャベツとブロッコリーの苗を定植し終わり、
「休憩しようか。」
と麦茶を飲んでいると、
どこから嗅ぎつけたのかさっそくモンシロチョウがひらひらと卵を産み付けに現われました。
(孵化したアオムシはむしゃむしゃ葉を食べてしまう。)
なので、
「休憩終わりー!! すぐネット張るぞー!!」
と、慌ただしい1日となりました。