サトイモの逆さ植え。
こんばんは、湧き出る探求心を燃料にひた走る鈍行ロマンスカーミカミです。
スナップエンドウが採れ始めました。
そのままポリッとかじると瑞々しくほんのり甘くおいしいです。
サトイモの植え付けもいたしました。
苗屋さんのおススメ赤芽をチョイス。
芽を上に向けて種イモを埋め、地上に芽が出てきたら収穫まで何度か土寄せをします。
サトイモは生育が進むと植えつけた種イモの上部に親イモができ、
その周りに子イモが付き、
子イモの斜め上にさらに孫イモが付きます。
土寄せをしないと孫イモは土の上に露出してしまい、陽に当たって緑化したり形が悪くなったり品質が落ちてしまいます。
というわけで芽が出てからと割と大きくなってきたら株もとによっこいせと土を盛ります。
そして今回この土寄せ作業の不要な『逆さ植え』も試してみます。(左側のうね)
芽を下向きに植えることにより、親イモが普通植えよりも下にでき、子イモ孫イモも土の上にでることなくつくという触れ込みです。
絵で見るとよく分かります。
ただ種イモを逆さまに植えるだけなのですが、
・土寄せいらずで省力栽培
・根が普通植えより地中深くにあるため乾燥の影響を受けにくく高品質のイモに
・土中スペースもたくさんあるので高収量に
というエクセレントな効果が期待されます。
思い出せば研修中、師匠がこんなことを言っていました。
「掘り忘れた種イモから発芽して育ったサトイモは土寄せしていないのに大きなイモがブリブリついていた。」
種イモは越冬させる際に保温のため穴を掘って地中に埋めていました。
保存のため穴に入れるので芽の向きは当然気にしません。
となると芽がしっかり上を向いていた可能性は低く、意図せずして逆さ植えに近い状態になっていたのではないでしょうか。
というのが僕の推測です。
あくまで推測でしかないので、両方の方法を試して結果を比較しようではありませんか。
ということになりました。
何ごともやってみなければわかりません。
言いそびれましたがジャガイモの超浅植えにも挑戦しています。
こちらも省力化と増収が見込める技術。
これは普通植え。
こっちが超浅植え。
詳細は追ってご報告します。
新規就農1年目。
今のうちにいろいろな方法を試しその中から反応が良かったものや自分に合ったものを取捨選択して技術体系を確立していこうと思っています。
と、格好つけてますが、
失敗は怖いしなるべくしたくないけれど、それを覚悟しないとこりゃあ前に進めなさそうだなどれ仕方がない行きますか。
内心そんな気持ちであります。