新規就農どろんこ日記

すったもんだの末に有機農業の研修を始めててんやわんやの日々のブログ(ときどき27歳のころ世界中を旅した話も)

1年間の研修が修了。

こんばんは、知恩・知足・適当をモットーにしているミカミです。

7月いっぱいで、1年間に渡った農業研修がついにフィナーレを迎えました。

 

どこの馬の骨かもわからない僕を研修生として受け入れてくれた師匠とそのご家族に、この場を借りて改めて深くお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

 

懐の深い師匠は、自分の農業技術・考え方・生き方を惜しげもなく見せてくれ、それを参考に僕が自分の方向性を確かにし、信念を構築する後押しをしてくれました。

その寛大さには頭が下がるばかりです。

 

“一寸先は闇”の中を手探りで進んできた有機農業の先駆者である師匠。

先代から受け継いだ土地を40年以上守り、耕し、種を蒔き、有機農産物を生産し地域の食を支え続けてきたばかりか、消費者に生産現場の事を体験してもらう場を設け続けたり、数多くの研修生を受け入れたりと、有機農業自体の種も蒔いた偉人です。

 

師匠は折に触れて、

『何とかなるごとなっとうと。』(何とかなるようになっている。)

と言います。

 

四季を通して畑で一緒に作業をし、黙々と土に向かう師匠の姿を見てきた僕に、その言葉は不思議な説得力を帯びて聞こえます。

 

おかげで僕も、

“何とかなる。”

“何とかする。”

を合体させた、肚を据え、闇の中でも手探りで前向きに進んでいこう、という気持ちになることができました。

 

ここで受けた恩を忘れず、広義の恩返しができるように頑張っていきます。

 

 

最後に師匠の名言を3つご紹介。

 

『性根の優しい子は大丈夫なんだ。』

(若い頃とがった物言いをしていた元研修生の女性が、旦那さんとお子さん2人と一緒に温和なお母さんとなって訪ねてきた後の言葉)

 

『みなさんは九州大学に合格したのだから頭がいいのでしょう。でも答えの用意されている問題を解いたところでたいしたことはない。まだ答えの出ていない問題にぜひ人生をかけて取り組んでください。』

(師匠の畑を見学に来た九州大学の学生達に向けた言葉)

 

『氷入りのビールはもうこおりごおりだ。』

(カンボジアで農業支援をしていた際、不衛生な水で作られた氷をビールに入れられ、おなかを壊したエピソードを話した後に放ったギャグ)

 

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砂漠。

ワルヴィス・ベイからスワコップムントに移動。

乗り合いタクシーで小1時間程度。

 

幸運にも手頃なユースホステルの部屋がすぐ見つかった。

ユースホステルの外壁にはガンジーの絵と言葉が描かれていた。

 

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ガンジーってこんなに顔怖かったっけ?

 

 

町から1時間半くらい歩くと砂漠に行ける。

 

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砂漠。

 

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砂漠に映る僕の影。

 

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砂漠にある僕の靴。

 

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何かの骨。

 

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ここを選ぶとはよっぽどの物好きだね。

 

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むっ?

 

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見っけ!!

 

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砂丘をはだしで歩く。

なかなかできない体験だ。

 

 

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スワコップムントの街中はこんなにキレイでモダンな建物が並んでいる。

 

でも1時間くらい歩き続けると突如今までのキレイな街並みは終わりを告げ、スラムに出た。 

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道を1本挟んだ反対側には富裕層の家々。

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明らかに生活水準が違う。

 

僕は道端に座ってその鮮明なコントラスト、可視化された格差をしばらくの間ただ眺めていた。

 

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ナミビアのワルヴィス・ベイにはフラミンゴがわんさか。

ボツワナのマウンからカンツィへ移動。

カンツィはこじんまりした町。

 

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小ぶりな図書館があった。

蔵書数は多くなかったけれど、館内には思い思いに本を手に取る人達がいて、元図書館員の僕としては心温まる光景だった。

 

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図書館を出るとちょうど夕陽が落ちるころ。

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カンツィではようやく見つけたゲストハウスが満室。

でも僕が「わたー、どうしよう。」と困っていると、

フロントのおばちゃんが「仕方ないね。これでいいなら建ててあげるよ。」

と庭にテントを張ってくれて、そこに格安で泊めてくれた。

ありがとう。

 

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 これはテントの中。

 

翌日ナミビアへ向けて出発。

カンツィのバスステーションは大手スーパーマーケットの裏にある。

バスを待つ間スーパーの方を見ていると、路上生活をしていると思われる風体の子供たち数人がスーパーの裏口にあるゴミ箱を漁りにきた。

そこに休憩中とおぼしきスーパーの店員さんが出てきて、期限切れ商品なのかいくつか食べ物をあげていた。

今回が初めてではなく、お互い顔見知りのような雰囲気があった。

 

カンツィを出発したバスはチャーリーズ・ヒルという国境から8km離れたところにある町までしか行かない。

ここからナミビアへは公共交通機関が無く、手段はヒッチハイクのみ。

 

しかし需要のあるところに供給もある。

しばらくすると乗用車が停まり、ナミビアへ行く現地の人や旅行者たちを有料で乗せて行く。

僕もその一台に便乗。

 

ナミビアに入国。

ゴバビスという割と大きめの街で下車。

 

このゴバビスから首都ウィントフックに線路が伸びていることは、カンツィの図書館にあった本で調査済み。

ふっふっふ。

僕の好きな鉄道移動ができるぞ。

 

駅がどっちか分からないので、その辺にいた警察官に聞いたら、

『連れて行ってやる』

と言われ、まさかの囚人輸送車で駅へ。

運転席の後ろにある囚人収容スペースに入れられ外から鍵を閉められる。

幸い同席する人は誰もいなかった。

 

駅に到着。

でも駅構内のどこを探せど乗客も駅員も人っ子一人いない。

仕方ないので駅前の銀行のATMを見張っていた警備員のおっちゃんに尋ねてみると、

 

『今は貨物列車しか運行してないぞ。』

の一言。

 

なるほど。

 

 

ということでまたしてもヒッチハイクで移動。

 

首都ウィントフックへ。

 

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 見るからにきれいな近代都市。

 

壁にはこんな落書きが。

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君の思い描く”成功”とは何だい?

 

首都ウィントフックからは今度こそ人が乗れる電車が走っている。

それに乗車。

 

ガタンゴトン列車はひた走る。

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車窓から、地平線に昇る朝日が見えた。

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一晩中走り続けワルヴィス・ベイに到着。

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僕はこれに乗ってきた。 

 

ワルヴィス・ベイは大西洋に面したその名の通り湾に面した町。

そのせいか僕の滞在した数日間、朝方は毎日濃霧が発生する。

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町の人に聞いてみると、

『いつもこんな感じよ。むしろ今日は薄い方よ。』

と言う答えが返ってきた。

 

午後は晴れる。

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湾沿いを散歩。

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フラミンゴがうようよいる。

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羽を広げると結構でかい。

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別に片足で立ってはいない。

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道路わきのゴミ箱にはフラミンゴの死骸が頭から突っ込まれている。

必然と上を向いた足はゴミ箱からはみ出ている。

 

見るとこで見れば、

「おおー!!初めて見たー!!」「すげー!!うすピンクー!!」

と感動を呼び起こす出来事となるのだろうけど、

そこら中にわんさかいるし、

普通に両足で立っているし、

扱われ方がガサツだし、

「ああ、いるね。」くらいの感想に落ち着いてしまった。

 

やっぱり初対面の印象って大事なんだな。

 

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