新規就農どろんこ日記

巡り巡って西の彼方、長崎県西海市で新規就農した有機農家の日々のブログ(ときどき27歳のころ世界中を旅した話も)

苗半作。

こんばんは、一時期二重まぶたに憧れていたこれぞ一重まぶたミカミです。

 

畑では苗の定植が本格化しています。

 

1番手は菜花。

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これは冬採り用。

もうしばらくしたら春採り菜花の種も蒔きます。

 

同時期に播種しましたが、生育スピードは

菜花>ブロッコリー>キャベツ

の順番。

 

菜花はハクサイに似ています。

 

 

ブロッコリーとキャベツも第一弾を定植しました。

 

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これはブロッコリー。 

 

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これがキャベツ。

 

さあさあグングン育ってください。

 

 

農業界には『苗半作』という言葉があります。

 

「いい苗をつくることができたら半分成功したようなもんだぜ。」

という意味です。

 

苗の良し悪しは定植後の生育に大きく影響しますし、つまりは収量や品質にも関わります。

育苗はとても重要な技術なのです。

 

今年の実践で学んだ特に気をつけた方が良いポイントを復習もかねて記します。

 

・過湿に注意。

 徒長(苗がひょろっと伸びてしまう)の原因になる。病気にもなりやすい。

 毎日水をやる、というよりポット内の水分状況を見て適宜かん水する。

 キャベツは乾燥気味を好む。

 

・日照不足に注意。

 これも徒長の原因に。

 お天気は左右できないので、苗床を日当たりの良い場所につくる。

 

・高温に注意。

 キャベツやブロッコリーの生育適温は15~20℃。(発芽適温はもう少し高い)

 苗を地面にべた置きせず、角材などを渡した上に置き風通しを良くする。

 

・深植えに注意。

 徒長すると苗がフラフラするので深植えしたくなるがグッと我慢。

 深植えすると埋められた茎の部分から不定根が出てきて、根が深くまで張らない。

 茎が埋められることで立枯れ病のリスクも上がる。

 

・もちろん床土の物理性、生物性、化学性も重要。

 自家製の場合、保水性、排水性や養分バランスに細心の注意を払う。

 (これはもう経験で精度を上げていくしかない)

 

こんなところでしょうか。

 

肝心の今年の冬作の苗の出来は、

”まあまあ”

です。

 

雨の日が多く、管理が難しい気候でしたが、定植時には何とか形になりました。

まだあと半分あるので気は抜けません。 

 

この日の分のキャベツとブロッコリーの苗を定植し終わり、

「休憩しようか。」

と麦茶を飲んでいると、

 

どこから嗅ぎつけたのかさっそくモンシロチョウがひらひらと卵を産み付けに現われました。

(孵化したアオムシはむしゃむしゃ葉を食べてしまう。)

 

なので、

 

「休憩終わりー!! すぐネット張るぞー!!」

 

と、慌ただしい1日となりました。

 

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襷とふんどし。

こんにちは、猛烈残暑を覚悟していたのに順調に秋めいてきて拍子抜けのミカミです。

 

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今日は僕の圃場を紹介します。

 

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現在主力の圃場。

 

広さは約20a。

傾斜しており、2段になっています。

上の段(写真右手)は堆肥・鶏糞なども投入済み。

手前(狭い方)は畝たて、太陽熱養生処理も済でニンジン、カブ、シュンギク、ホウレンソウの種を蒔きました。

 

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ニンジンは元気に発芽。

 

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奥(広い方)はこれから畝たてをして苗ものを定植します。

 

準備時間の関係上、今年の冬作はこの上の段のみ。

 

下の段は大きめの石とセイタカアワダチソウのごつい根拾いがようやく終わり、苦土石灰をまいてトラクターですき込んだところ。

ここには来年の春にカボチャを植える予定なので、11月に緑肥のヘアリーベッチを蒔こうと思います。

 

この主力の圃場にはこれから猪対策の柵も設置しなければなりません。 

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その隣のこちらは現在みかんの木が植わっている開墾中の圃場。

 

広さは約20a。

ここは冬にボチボチ木を切り、根も掘り返して畑に戻します。

まだまだ作付け計画に入れられる状態ではありません。

 

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新しく借りた日当たり抜群の圃場。

 

高台にあるため見晴らし良好。

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先日、「ここも借りないか。」という話があり、数日考えたのち、ありがたくお借りしました。

広さは約10a。

サツマイモ専用の畑に任命。

来年の作付けに向けてサツマイモネコブセンチュウ対抗作物の緑肥の種を蒔きます。

それからもちろんこの圃場のまわりも柵で覆います。

 

最後は家の裏にある圃場。

広さは不明。(まだ全体像がわからない。)

草がぼうぼうでかつ日当たり、水はけがイマイチのため長期戦の土壌改良が必要。

当面は雑草発酵堆肥をつくる場所にして補助的に利用する予定でいます。

 

 

以上が現在僕の管理している圃場です。

合計の広さは約50a+家の裏。

 

50a=5000㎡。

(サッカーのグラウンドがだいたい60~70aです。)

 

圃場を借りるにあたってはこんなことを思います。

 

はるか昔、このあたりの誰かがあの土地を畑にしようと山林だったのを切り拓き開墾したんだなあ、と。

チェーンソーも刈り払い機もトラクターもない時代に。

それは想像しただけで気の遠くなる話です。

でも確かにそれをした人がいます。

 

そしてそれを脈々と受け継ぎ管理してきた人達もまたいます。

 

この度、何の因果か襷は僕の手に渡りました。

こりゃあふんどし締めなおして取り組まにゃなりません。

 

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苗を避難。冗談と真理。

こんばんは、たらればとレバニラは好きではありませんミカミです。

ニラは良いんですがレバーが苦手です。

 

台風が来るということなので縁側にブルーシートをひいて苗を避難させました。

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右側が菜花、左側がブロッコリー、奥にまだポット上げしていないキャベツの苗。

今のところどれも生育は順調です。

 

ポットの床土は市販のものではなく、まだ研修中だった今年の4月に仕込んだ雑草発酵堆肥とその前に仕込んだ牛糞堆肥にもみ殻燻炭を少し混ぜてつくった自家製のもの。

 

tomoaki-mikami.hatenablog.com

この記事で述べたとおりになっています。

 

 

そして今日また新たに晩生のブロッコリーを播種。

最初の頃は種を手でつまんでまいていましたが、僕は不器用で作業スピードが上がらないのでこんな道具を自作しました。

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(厚紙でつくった容器と針金)

 

これで2~3cmおきに種を落とし、覆土・鎮圧後に水をあげます。

発芽後双葉に続いて本葉が出てき、苗同士が窮屈そうになってきたら9cmポットに1本ずつ移植します。(最初の写真のように)

 

本葉4~5枚までポットで育て、はれて畑に定植となります。

まだまだ道のりは長く険しいので気は抜けません。

 

 

夜には事務作業も。

 

例えば保険に入ろうと申込書を記入。

記入前に僕が<入院時に手厚い保障>にしようか<入院時も死亡時もそこそこの保障>にしようか迷っていると、横からおハナさんの、

 

「『入院も死亡もバランスよく』の方がいいんじゃないの?」

という穏やかならぬ事柄を爽やかに言う声が。

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僕はおおらかな方なのでブラックジョークとして受け取っておきました。

 

でもロシアには

「冗談にはある程度の真理が含まれている。」

という格言があるそうです。

 

 

ある程度ってどのくらいでしょうか。

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