開墾は進むよ。おハナさんの方言も出るよ。
こんにちは、現在地は有機農業のあがりかまちミカミです。
さてさて開墾をどんどんしなくては。
僕の借りた畑は家から車で5分程度の丘の上にあります。
坂を上がり海が見えたら右へ。
木立のトンネルを抜けると畑に到着。
途中木々の切れ目からも大村湾が望めます。
この日からはおハナさんも勇んで開墾に参加。
前日刈ったセイタカアワダチソウを軽トラの荷台に乗せて畑の端へ搬出。
軽トラ山盛り何杯運んだでしょうか。
丸一日かかりました。
ちなみにこの日おハナさんもセイタカアワダチソウの洗礼を受け、鼻水ズルズルくしゃみ連発で作業していました。
翌日は石拾い。
土嚢袋を片手に持ち、ひたすら石を拾って入れます。
袋が5㎏ほどになったら新しいものへ交換。
そしてこの圃場、石が多い。
土嚢袋は30個近い数になりました。(これまた一日がかり)
土嚢袋はマルチをはる際、重しに使ったりします。
それからトラクターで浅く耕し、苦土石灰をまきます。
トラクターは古いけれどまだまだ使えそうなものを中古で安く入手できました。
購入した農機具などについては別途まとめて書いてみようと思っています。
その名の通り、マグネシウム(苦土)とカルシウム(石灰)を含んでいます。
土壌分析の結果、この圃場はpHが4.1と極端に低く、塩基類(石灰・苦土など)が畑に少ない状態だとわかりました。(カリウムは基準値程度含有していた)
これを基準値に近づけるための苦土石灰施用です。
まく量はいろいろ小難しい計算をして決めました。
ざっくり言うと、
“石灰:苦土:カリの比を適正に保ちながらそれぞれを基準値に近づける”
ための量を計算して割り出します。
土嚢袋を10mごとに縦横に配置して100㎡の格子を畑につくり、計算した量を1つの四角ごとへ割り振り、その量の苦土石灰をなるべく均一になるような気持ちを胸にせっせとまいていきます。
これも量があったので結構時間がかかりました。
苦土石灰をまき終わったところでこの日の作業は終了。
1週間ほど休みなしのぶっ通しで開墾を進め、やっと先が見えてきたので、
「明日は朝トラクターで苦土石灰をすき込んでその後は1日休みにしよう。」
と僕が提案。
するとおハナさんは次のような濃ゆい反応を示しました。
「休むと!? 良かった~。君ぜんぜん休まんちゃけん、心配しちょったっちゃ~。」
そう、おハナさんはとっさに本音が出る時、宮崎弁丸出しになります。