引き出しをたくさんつくろう。
こんばんは。
只今睡魔と格闘中ミカミです。
長崎市内で有機農産物の直売所を2店舗切り盛りし、野菜セットの宅配もしている団体のところへ挨拶に行ってきました。
いろいろとお話しする中で貴重な意見を聞くことができ、おいしいお弁当までごちそうになってしまいました。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
生産者と消費者をつなげる立場の方々。
長年現場でやってこられた方の言葉には重みがあり、とても参考になります。
例えば、
“野菜セット宅配は下火になってきている”
という意見。(師匠も同意見)
・核家族化が進み、かつ共働きが増えている
・調理済みの食品が手軽に入手できる
・野菜を食べなくなってきている
・宅配の送料が高い
などの要因が考えられます。
最後の送料問題に関しては、人口密集地帯から30km圏内に農地を確保し、自分たちの手で配達する。という方法を考えていましたが、これに関しても
「長崎は急な坂道や階段が多く、道も狭く入り組んでおり自分たちでの配達は難しい」との厳しい意見を頂きました。
これらは現時点で野菜セット宅配を販路の主軸と考えている身としては厳粛に受け止めなくてはいけない意見。
まあ僕も最初からそれ1本ですんなり経営が安定するとは思っていません。
(最初からあきらめてもいませんが)
研修中は栽培技術の習得のみならず、経営の引き出しをたくさんつくっておき、就農してから状況に応じて柔軟に対応できるよう準備しておくことが重要だと思っています。
そして計画を詰めるところまで詰めたら、その先は結局ふたを開けてみないとわかりません。
この記事だって“引き出し”の話のはずが最後には“ふた”の話になっています。
開けてみないとわからないものです。