かぼちゃの人工授粉と雄しべの末路。
こんばんは、お酒は弱いがたまには酔っぱらいたい時だってあるのさミカミです。
夏の作業後に呑む冷えたビールは格別においしく感じます。
畑では干天の下、かぼちゃの人工授粉をしました。
師曰く、昔はミツバチがたくさんいて人工授粉などしなくても彼らが花粉を媒介してくれたとのこと。
最近は全然いません。
ミツバチさん達はいったいどこへ行ってしまったのでしょうか。
ドリトル先生がいてくれたら通訳をしてくれてすぐにわかるのでしょうが、いないので自分たちで考えましょう。
さてさて人工授粉の手順は、
雄花を切り取り、(雄花と雌花の見分け方は前回の記事を参照ください!!)
周りの花びらを切り取ってすっぽんぽんにし、
雄しべを雌しべにちょんちょんとつけます。(雄しべの花粉を雌しべにつける)
以上で終わりですが、モサモサ生い茂った葉をかき分け雌しべを探して見て回るのはわりと時間がかかり、小一時間くらいの作業となりました。
朝しか花が開いていないので、作業は遅くとも9時までには終わらせねばなりません。
授粉した雌しべは、花のつけ根の膨らみが大きくなりだし、
やがて実になります。
(もっともっと大きくなります)
その一方で役目を終え役立たずの用済みになった雄しべは、
無残に打ち捨てられます。
(まあ僕が捨てたんですけどね。)
哀愁漂うオスの末路。
僕は今秋かぼちゃを食べる時、彼の姿を思い出すでしょう。
そういう味わい方もまた一興だと思いませんか?