実のある半年。
こんばんは、おやつ大好きミカミです。
就農したあかつきには、巨大なおやつBOXの導入をここに高らかに朗らかに宣言します。
身内から財源についての詰問が予想されますが、これにつきましては福利厚生の充実という観点を前面に出し、論点をすり替えて答弁しようと思っている次第です。
研修はじゃがいもの種イモを半分に切る作業。
種イモは1ヶ月近く日光に当て芽出しをしてあります。
写真の品種はメークイン。
品種を問わずだいたいは、へそ(親イモにつながっていた所)の反対側に芽が集まっているので、それをふまえて芽の数がおおむね半分になるようにカット。
切り口はじゃがいもにとって傷口なので、表面積ができるだけ小さくなるように切る。
そして切り口を乾かす。
その後、シリカという天然鉱物の粉を切り口につける。
これには腐敗抑制と活着促進の効果がある。
こういう時、僕は袋に書いてあるメーカーと製品名をこっそり見て覚えておくようにしています。
(別にこっそりじゃなくて堂々と見ればいいんだけど)
それからじゃがいもを植える予定の畑へ移動。
うね溝の底を平グワでさらい、さらった土をうねの上に盛る作業。
これによってうね溝が深くなり、うねが高くなります。
高うねにするのは排水性を高めるため。
植え付けは3月初旬か、早ければ今月下旬か。
午後は、
・にんじんの種まき。
・ブロッコリー、ほうれん草の収穫。
・ねぎのうねの草取り。
などでした。
いやしかし気がつけば「どえぇ!?」っという間に研修開始から半年がたっています。
この調子だと「むむぅっ!?」っという間に1年がたってしまいそうです。
ここまでの有機農業の技術的な面に関しての大まかな印象は、
乱暴に言えば、
“土を良くできれば何とかなる”
です。
まあそれが簡単にできれば誰も苦労はしません。
古来よりお百姓さんが脈々と挑んできた永遠の課題です。
あとは、
・適期適作
・段取り
・次善の策
をきっちりと押さえる。
教科書的ですが、僕は
“実感として”
これらのことがどうして大事なのか。
どうすれば、
“実践の場で”
これらのことを実行できるか。
を、具体的な体験を通して主体的に学んでいます。
それこそがまさに実のある研修ってものです。
ただ最後に言及しておかなければならないのは、就農後に生産が形になってきたとして、その先には
『販売』
という大~きな壁が待ち受けています。
実際のところ、それが現実です。