不覚にも舟をこぐ。
(前回から続く)
2日目はまず長崎市役所へ。
農業振興課の方、移住相談員の方(長崎市の)、農地中間管理を担当している方と面談。
空いている農地2件と今度空きそうな農地1件を教えて頂く。
午後さっそく2人で現場へ向かう。
歩いてすぐ軍艦島の見える砂浜に行ける。
確かに軍艦に見えます。
ただ、この農地は他の人が耕作している田んぼに隣接しているため、残念ながら有機農業をするには不向きか。
2件目は三和地区にある今度空くとみられる農地。
現在はハウスが建っており、今年中に撤去される予定だとか。
すぐ横にある背の高い杉のせいで日当たりが悪い。
(後ほど確認したところ『切っていい』とのことではありましたが)
3件目は琴海地区の田んぼの耕作放棄地。
一見してわかるように水はけが悪すぎる。(ここしばらく雨は降っていない)
担当の方も『客土が必要。』とおっしゃっていました。
(客土とは他の場所から土を持ってくること)
(費用は客土の厚みにもよりますが、この田んぼ全面でざっと150~200万円くらいはするようです。う~ん…)
えり好みしているわけではありませんが、なかなか『ここだ!!』という貸してもらえる農地に巡り合うのは難しいです。
贅沢を言える身分ではありませんが、農地の良し悪しは就農後の経営にモロに影響するので安易な妥協はできません。
帰りがけに再度西海市西彼地区の空き家近くをぐるっと回ってみた。
耕作されていない農地はいくつもあったので、この辺をMさんの協力を仰ぎつつさらに詰めていこうと思っています。
節約のため下道で福岡まで帰宅。
不覚にも最後は車の運転をおハナさんに任せ、僕は助手席でうつらうつら舟をこぎだしてしまいました。
帰宅後おハナさんは帰りがけに買った焼き鳥をつまみにビールをグイッと呑み、
『ワタシは誰が何と言おうともう寝るぞ!!』(誰も何も言いません。)
と宣言し、翌朝まで12時間爆睡。
寝すぎたせいか、起き抜けのおハナさんはパンチをもらいすぎたボクサーのごとくまぶたが腫れていました。
どうもお疲れさまでした。