佐世保へ。
三寒四温。
徐々に春の訪れを感じているミカミです。
日によっては鼻水がノンストップになります。
完全に杉植えすぎです。
先日、農地を探しに佐世保へ。
移住相談会から2週間後、担当の方から電話があり、僕が探している50aほどの農地がいくつかある、とのことで挨拶もかねて役場へ伺いました。
<補足情報>
50a=5000㎡
サッカーのグラウンド(国際試合用)が約7000㎡
まずはこのくらいから始めようと計画しています。
農業畜産課の方と面談後、中間管理している農地をいくつか案内して頂く。
最初は棚田の一番下に位置する12aの圃場。
牧草が植えられていました。
柔らかくて水はけも良い、現時点でかなり良質な土。
ただ12aでは広さが足りません。
次は16aの元田んぼの耕作放棄地。
ここは水はけが悪かった。
最後は山奥の広さ不明(20aほどか?)の圃場。
う~ん…
もう1か所いびつな形の棚田も見せてもらったけれど、耕作放棄からだいぶ年月が経過し、木が生え水が流れ、人が耕作できる状態ではなかった。
この日の農地探しを終えた結果をポジティヴに捉えてみると、
・無事故で帰宅できた。
・どこを本命として集中的に探すのか的が絞れてきた。
・このブログをのちのち新規就農希望者が見て参考にしてくれるかもしれない。
おぉ~、
ポジティヴです。
特に3つ目。
当たり前のようで1つ目も大事なことです。
ポジティヴシンキングは半分冗談ですが、一喜一憂せず、どっしり構えるメンタリティが農業においても農地探しにおいても大切なのは間違いないと思います。
切り干し大根と温水洋一。
切り干し大根と切り干しニンジンをつくってみました。
晴れの日に数日干しておくと案外早くしわしわになってきます。
そこからもうひと押し、大根が少し飴色になってくるまで干します。
完成品をつまみ食いをしてみると、うまみが凝縮されて濃厚な味。
おいしいです。
生の大根を切り干し大根にすると栄養価は、
カリウムは約14倍
カルシウムは約23倍
食物繊維は16倍
鉄分は49倍
にもなるようです。
(by『からだにおいしい野菜の便利帳』)
体積と重量はかなり縮みます。
干す前の重さを量るのを失念しましたが、干した後の重さを量ってみると
大根(大) → 78g
ニンジン(大) → 42g
となりました。
重量でいうと、大根は約5%、ニンジンは約10%になると大筋で考えられます。
切って干すだけなので簡単。
保存もしやすい。
見た目の良くない大根やニンジンを使えばロスも減る。
生より高く売れる。
という面でもなかなか悪くない話です。
ちなみに切り干し大根の生産量日本一は宮崎県。
少し住んでいたことがありますが、確かに冬でも日差しがさんさんと降り注ぐ日ばかりで、切り干しには最適の陽気でした。
ちなみにちなみに俳優の温水洋一さんは宮崎県出身です。
だからといってどうという事はありませんが。
不覚にも舟をこぐ。
(前回から続く)
2日目はまず長崎市役所へ。
農業振興課の方、移住相談員の方(長崎市の)、農地中間管理を担当している方と面談。
空いている農地2件と今度空きそうな農地1件を教えて頂く。
午後さっそく2人で現場へ向かう。
歩いてすぐ軍艦島の見える砂浜に行ける。
確かに軍艦に見えます。
ただ、この農地は他の人が耕作している田んぼに隣接しているため、残念ながら有機農業をするには不向きか。
2件目は三和地区にある今度空くとみられる農地。
現在はハウスが建っており、今年中に撤去される予定だとか。
すぐ横にある背の高い杉のせいで日当たりが悪い。
(後ほど確認したところ『切っていい』とのことではありましたが)
3件目は琴海地区の田んぼの耕作放棄地。
一見してわかるように水はけが悪すぎる。(ここしばらく雨は降っていない)
担当の方も『客土が必要。』とおっしゃっていました。
(客土とは他の場所から土を持ってくること)
(費用は客土の厚みにもよりますが、この田んぼ全面でざっと150~200万円くらいはするようです。う~ん…)
えり好みしているわけではありませんが、なかなか『ここだ!!』という貸してもらえる農地に巡り合うのは難しいです。
贅沢を言える身分ではありませんが、農地の良し悪しは就農後の経営にモロに影響するので安易な妥協はできません。
帰りがけに再度西海市西彼地区の空き家近くをぐるっと回ってみた。
耕作されていない農地はいくつもあったので、この辺をMさんの協力を仰ぎつつさらに詰めていこうと思っています。
節約のため下道で福岡まで帰宅。
不覚にも最後は車の運転をおハナさんに任せ、僕は助手席でうつらうつら舟をこぎだしてしまいました。
帰宅後おハナさんは帰りがけに買った焼き鳥をつまみにビールをグイッと呑み、
『ワタシは誰が何と言おうともう寝るぞ!!』(誰も何も言いません。)
と宣言し、翌朝まで12時間爆睡。
寝すぎたせいか、起き抜けのおハナさんはパンチをもらいすぎたボクサーのごとくまぶたが腫れていました。
どうもお疲れさまでした。