襷とふんどし。
こんにちは、猛烈残暑を覚悟していたのに順調に秋めいてきて拍子抜けのミカミです。
今日は僕の圃場を紹介します。
現在主力の圃場。
広さは約20a。
傾斜しており、2段になっています。
上の段(写真右手)は堆肥・鶏糞なども投入済み。
手前(狭い方)は畝たて、太陽熱養生処理も済でニンジン、カブ、シュンギク、ホウレンソウの種を蒔きました。
ニンジンは元気に発芽。
奥(広い方)はこれから畝たてをして苗ものを定植します。
準備時間の関係上、今年の冬作はこの上の段のみ。
下の段は大きめの石とセイタカアワダチソウのごつい根拾いがようやく終わり、苦土石灰をまいてトラクターですき込んだところ。
ここには来年の春にカボチャを植える予定なので、11月に緑肥のヘアリーベッチを蒔こうと思います。
この主力の圃場にはこれから猪対策の柵も設置しなければなりません。
その隣のこちらは現在みかんの木が植わっている開墾中の圃場。
広さは約20a。
ここは冬にボチボチ木を切り、根も掘り返して畑に戻します。
まだまだ作付け計画に入れられる状態ではありません。
新しく借りた日当たり抜群の圃場。
高台にあるため見晴らし良好。
先日、「ここも借りないか。」という話があり、数日考えたのち、ありがたくお借りしました。
広さは約10a。
サツマイモ専用の畑に任命。
来年の作付けに向けてサツマイモネコブセンチュウ対抗作物の緑肥の種を蒔きます。
それからもちろんこの圃場のまわりも柵で覆います。
最後は家の裏にある圃場。
広さは不明。(まだ全体像がわからない。)
草がぼうぼうでかつ日当たり、水はけがイマイチのため長期戦の土壌改良が必要。
当面は雑草発酵堆肥をつくる場所にして補助的に利用する予定でいます。
以上が現在僕の管理している圃場です。
合計の広さは約50a+家の裏。
50a=5000㎡。
(サッカーのグラウンドがだいたい60~70aです。)
圃場を借りるにあたってはこんなことを思います。
はるか昔、このあたりの誰かがあの土地を畑にしようと山林だったのを切り拓き開墾したんだなあ、と。
チェーンソーも刈り払い機もトラクターもない時代に。
それは想像しただけで気の遠くなる話です。
でも確かにそれをした人がいます。
そしてそれを脈々と受け継ぎ管理してきた人達もまたいます。
この度、何の因果か襷は僕の手に渡りました。
こりゃあふんどし締めなおして取り組まにゃなりません。
苗を避難。冗談と真理。
こんばんは、たらればとレバニラは好きではありませんミカミです。
ニラは良いんですがレバーが苦手です。
台風が来るということなので縁側にブルーシートをひいて苗を避難させました。
右側が菜花、左側がブロッコリー、奥にまだポット上げしていないキャベツの苗。
今のところどれも生育は順調です。
ポットの床土は市販のものではなく、まだ研修中だった今年の4月に仕込んだ雑草発酵堆肥とその前に仕込んだ牛糞堆肥にもみ殻燻炭を少し混ぜてつくった自家製のもの。
この記事で述べたとおりになっています。
そして今日また新たに晩生のブロッコリーを播種。
最初の頃は種を手でつまんでまいていましたが、僕は不器用で作業スピードが上がらないのでこんな道具を自作しました。
(厚紙でつくった容器と針金)
これで2~3cmおきに種を落とし、覆土・鎮圧後に水をあげます。
発芽後双葉に続いて本葉が出てき、苗同士が窮屈そうになってきたら9cmポットに1本ずつ移植します。(最初の写真のように)
本葉4~5枚までポットで育て、はれて畑に定植となります。
まだまだ道のりは長く険しいので気は抜けません。
夜には事務作業も。
例えば保険に入ろうと申込書を記入。
記入前に僕が<入院時に手厚い保障>にしようか<入院時も死亡時もそこそこの保障>にしようか迷っていると、横からおハナさんの、
「『入院も死亡もバランスよく』の方がいいんじゃないの?」
という穏やかならぬ事柄を爽やかに言う声が。
僕はおおらかな方なのでブラックジョークとして受け取っておきました。
でもロシアには
「冗談にはある程度の真理が含まれている。」
という格言があるそうです。
…
ある程度ってどのくらいでしょうか。
灯台下暗し。
こんばんは、小さい頃『灯台下暗し』を『灯台下暮らし』だと思っていたミカミです。
てっきり灯台の下に暮らしていて灯台を管理する係の人の事だと。
さてさて家の片づけもそこそこに畑へ繰り出します。
育苗スペースをつくったり(これは家の前)
石を拾ったり
ニンジンの種を蒔いたり
石を拾ったり
堆肥と鶏糞をまいたり
石を拾っ
石拾ってばっかりじゃないかー!!
、と思ったアナタ。
…
鋭いですな。
だって畑に石がたくさんあるんですもの。
これは我が家の前の立派な石垣です。
このあたりの地域にはこのような石垣が散見されます。
当たり前と言えば当たり前ですが、
石があるから石垣がつくれるのです。
『灯台下暗し』ですね。