もったい。
今年は酉年、羽ばたきますミカミです。
でも鶏って飛べないのでやっぱり地道に歩いて行くしかない気がします。
師匠は平飼い養鶏もしていて、少ないときで日に100個くらい、多いときは日に180個近く有精卵がとれます。
収穫した野菜の調整作業で出た野菜くずも鶏に与え(メインのエサは発酵飼料)、鶏糞を肥料として畑へ還しています。
鶏も食べない野菜くずは梅の木畑にまきます。
最初は捨てているのだと思っていました。
が、よく見ると梅の木の根が伸びているあたりを狙ってまいているので、いずれ分解されて梅の木にその養分を吸わせる意図がありまいていることがわかります。
寸分も有機物を無駄にせず土に還しています。
ご飯を食べ残して捨てるなど、まだ使える物を粗末に扱うことを
”もったいない”
と言います。
では”もったい”とは何でしょう?
漢字で書くと
"勿体"
“勿”は、”ない”の意。
“体がない”ことを表しています。
コトバンクによると”もったい”の意味は、
- 外見や態度の重々しさ。
- 態度や風格。また、物の品位。
となっています。
ふ~む…
これらを調べる前は、“もったいない”という言葉は
まだ有用な物を無駄にしてしまい『残念がっている』ように聞こえていましたが、
調べてみた後には、
その行為は物の品位を損なってはいないか、と『たしなめている』ようにも聞こえます。
なかなか含蓄のある言葉です。
できる範囲で、日ごろから勿体のある暮らしを心がけたいと思うのは勿論のことです。